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いじめを克服するには

黎明教育者連盟副理事長 坪田陽子

 いじめによって自殺に追いやられた中学生の事件から、最近、いじめ問題が大きくクローズアップされています。しかし、陰湿ないじめは二十年も前からあり、辛く悲しい思いをしている児童、生徒は大勢います。いじめを受け、ついに不登校となって家に閉じこもってしまった子供は全国に何十万といるのです。人生を台無しにしている子供やその親たちのことを思うと切なくてなりません。救ってあげられる機会がないものかといつも念願しています。
学校も文部科学省も、いじめの現実を知っていても、今の教育方針では手の打ちようがないのが現状ではないかと思われます。教育指針を即急に見直すべきでしょう。徳育教育に力を注ぐべきだと思います。
日本には明治天皇陛下が発布され、世界に驚嘆された「教育勅語」があるのです。日教祖の先生方は猛反対されますが、教育勅語は人として生きる当然の道を教えているのです。「観の教育」誌の「教育勅語」十二の徳目を読んでください。この十二の徳目を、学校で家庭で訓育すれば、たちどころにいじめ問題は解決すると信じています。


いじめをハネ返し、学力向上


大体いじめられっ子は気弱な子が多く、いじめっ子は欲求不満の子が多いのです。いじめられっ子には強い精神力を培い、いじめっ子は良いところを認め信じ、愛を注ぎエネルギーをみんなのために役立つ方向に向けていけば、いじめは収まります。
和夫君(仮名)は小学校に入学してから、学力も振るわず、気も弱く、いつもいじめの対象にされていました。小学五年生の時、相談に来た和夫君は、目に涙を一杯溜めて、
「クラスメートが、暴力だけでなく、『黒ん坊』とか『バカ』とか言っていじめるんだ。もう学校に行きたくない」
と訴えるではありませんか。そこで私は、
「和夫君、男の子は日焼けして黒い方がかっこいいよ。『黒ん坊』と言われたら心の中で『ああ、僕はかっこいいんだ。みんなうらやましいだろう』と思いなさい。『バカ』と言われたら、胸を張って心の中で『今に見ていろ! 僕はきっと偉くなって見せる』と自分に言い聞かせるのよ。和夫君は頭のよい子よ。和夫君の中に何でもできるものすごい力があるのよ。信じてしっかり勉強しましょう」
と励ましました。何度か繰り返し、同じようなことを話しているうちにすっかり明るくなった和夫君はいじめれなくなり、優秀な子供たちと仲良くなり成績も向上しました。(拙著『いじめから我が子を守る本』『不登校の我が子を救う本』を参照して下さい)